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子どもの失敗を怒る教育・ほめる教育の違い

子供の教育方針について、家庭の中で話し合ったことがある家庭はどれくらいあるでしょうか。

一昔前までは、子供を育てるのは家庭を守る母親の役目で、男は外で仕事をしてくるもの、と日本の多くの家庭で当然のように思われていましたが、今となってはそれも古い考え方です。

現代ではイクメン(=育児に力を入れる父親の姿)も珍しくなく、主夫という言葉も聞かれるようになり、家庭での役割に性別の垣根はなくなってきました。

そのような環境の変化の中、日本においても「怒る教育」から「ほめる教育」を理想とする教育方針に変わってきているようです。

今回は、「怒る教育」と「ほめる教育」について比べていきたいと思います。

子供の失敗を怒ってきた、日本の教育

普段の生活で外出中、母親が子供に対して怒っている・叱っている光景は、少なからず誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

公共交通機関を利用したり、大手ショッピングモールに出かけることが多い方は、特にこのような光景を目にする機会が多いと思います。

その昔日本では、怒ると怖いおじさんや、口うるさいおばあちゃん等、身内でなくとも怒る存在がどの地域でもいましたが、今ではそのような人たちも少なくなりました。

一方で、子供を叱りつけたり怒鳴ったりする母親の存在を多く目にするのは、昔も今もあまり変わらないのではないでしょうか。

日本では、昔から子供が何かに失敗すると「ほら、失敗したでしょ」と言ったり、「だから言ったじゃない」などと否定的な対応をすることが一般的でした。「失敗は恥ずかしいもの」「失敗はしてはいけないもの」として教えられてきた子が多いでしょう。

このような教育の中では、子供たちは「失敗は恥ずかしいもの」という認識になり、失敗を恐れる子が多くなります

子供の失敗を“ほめる”、海外の教育

日本以外の海外では子供の失敗に対してどのように接しているのでしょうか。

中東の国・イスラエルでは、失敗をほめるという文化があります。

イスラエルの国は、歴史的に長く土地を追われてきたため、新しい土地で度々ゼロからの成長を強いられてきた背景があります。

そんな背景から、国が人材育成のための「教育」を、最優先課題として取り組んできました。

その一貫として、子どもたちは失敗を恐れず、質問をためらわないようほめる教育をされ、失敗を恐れない環境づくりが行われました。

その結果、イスラエルの子供たちは失敗を恐れず授業中でも手を上げる子が多く若者でも新しい事業に挑戦する姿勢がありふれた存在になっています。

これは今の日本がまさに学ぶべき姿勢でしょう。

また、アメリカの教育もほめる文化を持っており、アメリカで育つとポジティブな子になると言われています。

日本では「恥ずかしい」とためらいがちになる行動も、アメリカ人がさっと出来てしまうのは、ほめられて育つ教育の土台に、ヒントがあるようです。

「ほめる」を実践し始めた日本人たち

著名人の方でも「ほめる教育」を行っている方々がいます。

ある有名な女優さんも教育方針として「ほめる教育」を取り入れていると話題になりました。

叱る部分については「危ないことをしたとき」「人を傷つけたとき」「ウソをついたとき」だけというルールを作って子育てをし、ほめることに注力して子育てをしているようです。

ルールを作った叱り方は、子どもにとっても親の方針を理解しやすく、納得感があります。やってはいけないこと・いいことの線引ができる子どもになり、方針を明確にしている親への信頼感も育つでしょう。

また、3人目を子育て中のあるご夫婦は、育児の中で、むやみやたらと叱ることで「怒る人」にならないように気を付けているようです。

子どもが万が一のときに頼るのは親です。その親の印象が「怒る人」であったら、相談や不安ごとの解消もできず、隠蔽する子になったり、心のバランスに影響を及ぼすこともあるかもしれません。

「怒る」は感情で行うこと、「叱る」はルールをもって大人の立場から子どもを諭すことです。

“失敗”は、挑戦したことの結果であり、大切なルールを逸脱することではないことがほとんどです。

従来日本がずっと続けてきた「怒る教育」は、子どもを萎縮させてしまう側面を持っています。

上手な「叱る」を理解しつつ、「ほめて伸ばす」ことのメリットを世界の前例から理解し、子どもの将来の伸びしろを広げるために活用したいものです。

まとめ

ここまで、子供を「怒る教育」と「ほめる教育」についてご紹介してきました。

子どもを可能性を無限に秘めた子として育てる「ほめる教育」にも、上手なルールが必要です。

そのためには夫婦で話し合い、子供を幸せな子どもに育てるにはどのようなルールと褒め方が必要なのか、方針を統一していくことがまず大切な一歩です。

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