家にあるものだけで想像力を育む!ダンボール工作の魅力とは

世の中が大きく変化している今、社会では知識を詰め込んで手に入れるような学習ではなく、実際に何か新しい物を生み出す学び方が重要視されていきます。

この記事では、幼稚園年長さんから小学校低学年向けに子どもの柔軟な思考力・ひらめき・想像力を育むことができるダンボール工作について紹介します。

子どもの発達にダンボール工作がおすすめの理由

手指は「第2の脳」と呼ばれていることを知っていますか?

人間の脳には、運動を指令する「運動野」と感覚を感じとる「感覚野」がありますが、5本の指と手のひらは、その運動野の約3分の1・感覚野の約4分の1を占めています。

そのため、指先を動かす遊びをすると脳の広い範囲を刺激し、活性化させることができるのです。

さらに脳が活性化すれば、運動能力・記憶力・思考力・学習能力の向上が期待できます。

ダンボール工作は、ダンボールを切る・つなぎ合わせるなどの細かな作業が必要なので、手先を使う遊びとして最適だと言えるでしょう。

ダンボール工作で作れるもの

ダンボール工作で作れるものはたくさんありますが、特に子どもは、「自分が入れる」「自分が乗れる」ものに強い興味を示します。そのため、ダンボール工作をするのなら、下記のようなものを作ると良いでしょう。

  • ダンボールハウス
  • ダンボールカー
  • ダンボールトンネル

上記の3点は強度やバランスを気にせずに工作ができるので、幼稚園年長さんから小学校低学年くらいの子どもでも、本人を主体として作業を進めやすいものです。
子どもが入れるほど大きいダンボールが自宅にない場合や、大きい作品を作るスペースが用意できない場合には、お気に入りのおもちゃを入れて楽しめるものを作るのもおすすめですね。

ダンボール工作におすすめの材料

ダンボール工作に必要な材料に指定はありませんが、ダンボール工作は何度もトライ&エラーを繰り返すことができることが醍醐味です。

そのため、工作をするために何か材料を買い揃えるのではなく、いつでも家にあるものを材料にすると良いでしょう。どうすればより良い工作にできるのか試行錯誤を繰り返すことで、子どもの「考える力」が養われます。

  • ペットボトル
  • お菓子の空箱
  • 牛乳パック
  • 新聞紙

これらの材料であれば、工作を作った後でも部品の交換・改造を好きな時に楽しめますね。あとはガムテープ・セロハンテープ・ビニールテープなどがあれば工作に困ることはありません。

また、材料の選択をするというプロセスもこどもに任せることにより、創造性を培うトレーニングもできます。
我が家の場合は、ペットボトルを煙突に見立てたり、お菓子のパッケージを切り抜いてデコレーションを楽しんだりしています。新しいお菓子の空箱が出ると、デコレーションを何度も変更できるのも嬉しいようです。このように、身の回りに普段からあるものを工作の材料にすると、子どもの創作アイデアがいつでも生まれやすくなると考えられますね。

ダンボール工作のポイント

ダンボール工作にルールはありませんが、ダンボール工作を楽しむためには知っておいた方が良いポイントがあります。

工作を行う時には必ず「こどもを主体に」してください。
ママが主体となれば立派で美しい仕上がりの工作ができますが、それでは「子どもの柔軟な思考力・ひらめき・想像力の成長」が期待しにくくなってしまいます。

自分で作るからこそ「また作りたい!次はこうしたい!」というこどもの意欲を引き出し、次の機会でどう対応するべきかという考える力を育みます。もちろん幼稚園年長さんくらいの年頃は、まだまだハサミやカッターを渡しておくのは危険ですので、ママが「子どもの工作をサポートする」という立場になり、なるべく口を出さずにお手伝いをしてあげましょう。

まとめ

ダンボール工作の魅力やポイントについてお伝えいたしました。
あまりに工作が増えすぎると、家が作品だらけになってしまうこともありますので、我が家では「お気に入りの2つだけを残す」と言う約束を設けて、完成した工作を入れ替えています。ダンボール工作は処分も簡単なので、作成後の取り扱いにも困りませんね。ダンボール工作を利用して、子どもの可能性を広げてあげましょう。

 

 

この記事を書いた人
sumire

兼業主婦が仕事と育児の両立に限界を感じて独立。過去のスキルを活かし、現在はフリーランスでライター兼フォトグラファーとして活動しています。働く場所に縛られなくなったことで、現在子連れ海外移住計画中。

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