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【小1プロブレム対策】「できる、わかる=楽しい」を育む~入学前に本当に必要なこと 後編~

前編では、小学校入学前に「小1プロブレム」を防ぐための、学習の基礎づくりについてお話しました。

後編では、言葉遊びの紹介や、実際に年長の子どもがいる我が家が取り組んでいる学習準備についてお伝えしていきます。

ワークブックをするばかりが就学前の学習ではありません。言葉遊びを通して自然に学べる環境づくりをしていきましょう。  

親子で言葉遊び

言葉遊びは、気軽に楽しめて言葉の発育にとても効果的です。言葉遊びが十分にできれば、ひらがなの読みの習得も急速に進んでいきます。

音韻理解が急激に発達する年長の時期、ぜひ言葉遊びでたくさん遊んであげてください。

ちょっとした時間でも簡単にできる、おすすめの言葉遊びは、「手拍子」を使った逆さことば〇抜き言葉しりとりです。  

逆さことば 

言葉を逆さに読んでいく遊びです。最初は2文字から初めて少しずつ文字を増やしていきましょう。

 

例えば「りんご」の場合、手拍子しながら「り・ん・ご」を3拍打ってから、「ご・ん・り」と逆さから読んでいきます。最初は難しいですが、まずは2文字から始めてみましょう。3文字まではすぐに言えるようになります。この遊びで言葉が音のかたまりでできていることが体感できるようになります  

抜き言葉 

手拍子しながら「り・ん・ご」を3拍打ってから、「ん」を抜いたらどうなるか?「2つめの言葉を抜いたらどうなる?など、1文字抜いたらどんな言葉になるかの言葉遊びです。 

「逆さことば」ができるようになったらぜひやってみてください。音韻が分かってくると正しく答えられるようになってきます。

しりとり 

手拍子しながらしりとりをします。「り・ん・ご」の末尾の「ご」を拾って、「ご・り・ら」とつなげられるのは、音韻を分けたり音韻を抜き出す練習になります

息子が4歳になりたての頃は、しりとりをしても語尾の抜き出しが出来なくてしりとりになりませんでしたが、5歳になった今では上手にしりとり遊びができるようになりました。 

 

 

しりとりは、いつでもどこでも気軽にできる言葉遊びです。他にも語彙力が増えたり、考えようとする力を引き出すのでとてもオススメです。

論文 年長児におけることば遊びとひらがな単語読字の流暢性との関連(横山 萌 丹治 敬之)

 

言葉遊びを通して文字に興味を持ち始めたら、読む準備ができたということです。自分から家の中にある絵本や街で見かける看板など、身近なところで目にする文字を指さして「あれ、なんて読むの?」と質問してくるようになります。

 

「読みたい気持ち」が高まったときに読み方を教えてあげると、ぐんぐん吸収していきます。そう、ひらがな50音表が活躍するタイミングです。

 

完璧に教えようとせずに、言葉遊びやひらがな探しを楽しみながら普段の生活に取り入れてみましょう。

 

読めるようになればすぐに書くことに興味が沸くようになります。小学校に入学して授業が始まれば、新しい言葉をどんどん吸収し、半年もすると入学時に読み書きできていた子どもとほとんど差はなくなります。

 

ひらがなの書きは「まんなか」を理解してから
ひらがなを書くことは焦る必要ありません。「まんなか」の概念が身につけば文字を正しくとらえる力につながります。「まんなか」の理解は5歳~年長時期なので、今はまだ文字を正しく書くことは困難かもしれません。小学校に入学してからしっかり覚えていけばいいと思います。それまでは日常生活で「まんなか」や「前後」「左右」「上下」など位置関係を意識した声掛けをしていくといいでしょう。
参考 子どもの「まんなか」の概念に関する発達的研究 (児童学研究科 児童学専攻 心理学コース 山口 麻由美)

 

もし子どもが書くことに興味を持ってきたら、その気持ちを大切にしながら、1日1文字などで無理なくゆっくり進めていきましょう。

言葉の成長に響く遊び

言葉の遊びのほかに、息子が小さな頃から楽しんでいることで、結果的にとても良かったと感じる遊びを紹介します。

かるた 

ひらがながまだ読めなかった3歳の頃に「ぐりとぐらのかるた」を購入しました。このかるたのすごいところは、読み札のすべてが韻を踏んでいるところです。

 

韻を踏んでいるのでリズミカル。可愛らしいイラストとも内容が合っているので文字の読めない3歳児でも楽しめます。楽しいので繰り返し遊んでいるうちに言葉や文字を覚えてしまいます。

 

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息子は自分の名前はもちろん、私の名前が含まれるひらがなの札も早く覚えました。

ゲーム終了後に一緒に枚数を数えたため、数の数え方も早い時期に覚えることができました。

 

 

絵本の読み聞かせ 

絵本の読み聞かせは幼少期に限らず、小学校に上がってからも続けることをお勧めします。

絵を見ながら想像することで集中力がつきます。年齢が上がって絵の少ない本を読むようになると文字や耳から得られる情報から創造する力にもつながります。自力読みができるようになってもひとりでスムーズに読めるようになるまではぜひ読み聞かせをしてあげてください

 

絵本の読み聞かせは、親子のコミュニケーションを育むだけでなく、言葉の表現を知ることで語彙力が育ち国語力にもつながります。

 

読み聞かせをたくさんしてあげていると、していなかった子どもと比べて格段に読書量が多くなるという文部科学省の結果が出ています。本を読むことで知識が増え読解力や表現力が高まりその後の学力にも大きな影響を与える傾向にあります。

 

 

我が家では、赤ちゃんの頃から絵本の読み聞かせの時間を大切にしています。自分で読めなくても(読ませなくても)大丈夫です。ゆっくり読んであげてください。 

 

 学習面と生活面の準備

 

 

ひらがなを学ぶ準備が出来ていたらワークブックを活用しながら読み書き、足し算など少しずつステップアップしていきましょう。「できる、分かる=楽しい」の状態で取り組むことが大切です。 

こどもちゃれんじで「1年生準備スタートボックス」が届いたのを機に、夏から我が家が始めたことを紹介していきます。

 

毎日机でワークブックをすることを習慣化

夏に入ってから、ワークブックをする時間を設けることにしました。日頃から「おうち英語」と「こどもちゃれんじ」をしていますが、毎日ワークブックのための時間を取るというのは初めてのことです。小学校で45分間の授業を集中して受けるための準備にもなります。 

 

 

 

息子はある程度の読み書き、簡単な足し算などは幼少時からこどもちゃれんじで身につけているので、毎月届くこどもちゃれんじのワークと入学準備号のワークに、市販のワークブックを組み合わせていますが、お子様の成長に合わせて選んであげてください。

 

こどもちゃれんじのワークは読み書きなどのお勉強要素を含み、市販のワークブックは間違い探しや迷路、塗り絵など楽しみ要素が多いので、メリハリつけて取り組めています。

 

「できる、分かる=楽しい」時間にするために
1.背伸びしないレベルのものを選ぶ。
2.飽きないように複数種類を1~2ページずつする。
3.30~45分間程度で終わるようにする。

 

1種類5分程度で終わるので負担なく続けられています。

最近、ひらがなの書きが上達してきたので「ひらがなおけいこ4・5・6歳」(くもん出版)を追加しました。

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1日1枚を切り離して書き込めます。簡単な単語の一部の空欄に今覚えたばかりのひらがなを書くことの繰り返しですが、問題の上にイラストがあるのでイラストを見て単語がイメージされ、ひらがなを書く、といういい流れができて定着しやすいようです。

「ひらがなおけいこ4・5・6歳」(くもん出版)
対象は「ひらがなが半分程度書けるようになったお子さまに」で、身近なことばを通してひらがなの読み書きを定着させることを目的にしたものです。
*同シリーズには習熟度・興味・年齢に応じたドリルが用意されていますのでお子さまに合ったものを選んであげてください。

 

 

最初は習慣化できるか不安でしたが、「ワークが終わったら~しよう!」「~する前にワークしよう!」と声掛けするようにしたら習慣化できました。

正しい鉛筆の持ち方 を身につける

正しい鉛筆の持ち方ができるように、3歳の頃の「握り持ち」から少しずつ矯正しました。鉛筆は「くもんのこどもえんぴつ」という三角鉛筆を使っています。*専用の鉛筆削りが必要です。 

なかなか3本指で鉛筆を支えられなかったのがあっさり矯正できて気に入ってます。

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時間の読み方と時間の感覚 

時計の学習は、こどもちゃれんじの「1年生準備スタートボックス」で付いてきた教材「おしゃべりおうえん!めざましコラショ」にも助けられていますが、

「〇時になったらワークをしよう」「あと〇分で始めよう」「短い針が6で長い針が12だよ。何時かな?」「〇時は長い針はどこかな?」

など声を掛けながら取り組んでいます。

息子はこの「おしゃべりおうえん!めざましコラショ」のお陰で、朝も早起きして時間を見ながら保育園の支度をしてくれています。

 

大切なのは、普段から時間に関する声掛けをしてあげることです。日常生活の中で時計を読めるようになったり時間の感覚が身に付きました。

 

まとめ 

いかがでしたか? 

きちんと読めない・書けないのは今だけです。入学時にできなくても、言葉遊びなどをしながら学習準備をしておけば6月、9月になる頃にはひらがなもカタカナもすっかり読み書きできるようになって、いろいろなことに興味関心を持ち授業が楽しいと感じているはずです。

むしろ絵本を指さしながらたどたどしく文字を拾い読みする姿や、本人に聞かないと解読できない文字、子どもならではのいい間違いをしている様子が見れるのは、小学校に上がる前の今の時期までだということも忘れないでください。

いつか手を離れていく子どもの成長を見守りながら、一緒に楽しむことを大切に学習準備を進めていきましょう。

 

▼もう一度前編から読みたい方はこちら

この記事を書いた人
つん

田舎暮らしをしている5歳児母。東京都生まれ、神奈川県育ち。
広告業界にどっぷり浸かった後、ヒルズ族(何年前?!)のいたIT業界へ。マーケティング担当として馬車馬のように働いていたことを既に忘れかけている40代。
結婚を機に、東京での一人暮らしに区切りをつけ2012年10月に田舎暮らしスタート。仕事では某自治体の移住促進業務を担当。家庭では食育、知育などを子どもと一緒に楽しみながら取り入れており、その様子を少しずつ情報発信していきます。

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