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【褒めるだけではモチベーションは上がらない】効果抜群な声がけの秘訣とは?

子どもには無限の可能性があります。その可能性を引き出すことができるのか、それとも可能性を閉ざしてしまうのかには、周囲の環境、特に親を含めた大人の関わり方が重要です。

今回は「子どものモチベーションを上げる効果的な声がけ」についてお伝えしていきます。

 

やみくもに褒めるだけでは効果はない

 

 

子供に「より頑張ってほしい」「より興味を持ってほしい」と思ったときに、どのような声がけをするでしょうか?

 

多くの大人が「褒めて伸ばす」と答えるでしょうし、実際にそのような対応を意識されているのだと思います。子供は褒めてもらえるのが嬉しくて、また次に挑戦していくので、モチベーションを高める手法として褒めることは効果的です。

 

しかし、ただやみくもに褒めればいいというわけではありません。実は褒め方によっては子供のモチベーションを低下させてしまう危険性もあるからです。大人は子供のどこに注目して、どのように褒めると効果的なのかまで知っておく必要があります。

 

では、どのような褒め方をするとモチベーションを高め、どのような褒め方をするとモチベーションを低下させてしまうのでしょうか?

 

モチベーションを継続するために何が必要なのか

 

 

諦めずにモチベーションを維持するために何が必要となるのか、心理学者のキャロル・ドウェックは興味深い実験を行っています。

 

彼は中学生を対象にして2つのグループに分け、「成功すれば褒めてもらえるプログラム」と「解釈改善プログラム」でモチベーションにどのような差が生じるのかを分析しました。

 

前者には問題を解いた数に関わらず、「才能があるね! 素晴らしい」と率直に褒めてもらえます。後者には逆に「でももうちょっと頑張ってみようか、一緒に頑張れば必ずできるようになるから」と指摘を入れました。

 

当初の予想では成功を褒めてもらい続けた生徒の方がモチベーションは上がるはずでした。数週間後、すべての生徒が易しい問題と難解な問題が入り混じったテストを受けましたが、なんと褒められ続けた生徒は、難問にぶつかった途端に諦めてしまったのです。逆に指摘を受け続けた生徒は、難問にぶつかっても粘り強く挑戦を続けました。

期待通りの結果にはならなかったのです。なぜでしょうか?

失敗についての解釈がモチベーションを上げる

これは大人の声がけによって子どものマインドセットに大きな影響を与えたためです。成功に対して褒められるだけの子どもたちは、知らず知らずのうちに「ミスすることは悪い事」「失敗するのは自分の能力が足りないから」という固定観念が植えつけられ、たくさん正解が出せるような簡単な問題を好むようになっていました。

逆に解釈完全プログラムの子どもたちは、「問題が解けないのは自分の能力が足りないからではなく、もっと努力しなければならない」という解釈をするようになっていたのです。

親が子どもの成功した時だけ褒めるような姿勢だと、前者のように失敗を怖れる固定観念になる確率が高いことがわかってきています。テストの結果だけで判断するような対応は、まさにその典型と言えるでしょう。

このように子どもの失敗への解釈の違いが、粘り強さに繋がっていくのです。

まとめ

子どもにとって最も身近な存在であり、最も影響力を持っているのは親の存在です。親の声がけひとつで、子どもの将来は大きく変わっていきます。頑張っている姿をしっかり認めてあげながらも、「より努力をすれば困難なハードルを乗り越えることができる」ということも同時に伝えていく必要があるのです。

他人から評価されるために努力するのではなく、自分を高めるために努力できる子どもを育てるためには、子ども自身が自らモチベーションを高められるような対応をしていくべきでしょう。

この記事を書いた人
DONA

大学で幼児教育・幼児心理を専攻。17年間進学塾講師を勤める。
空間把握能力と読解力を向上するメソッド導入などにも携わり、子供の教育プロセスをより良くする方法を学ぶ。子供の可能性は無限大であり、それをより教育に反映する手伝いができえばと、執筆活動に勤しむ。

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