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【幼稚園・教室先生向け】保護者に感謝される!オンライン授業を行う5つのコツ

休校措置が長引き、日本でも幼稚園児向けのオンライン授業を始めた先生も多いのではないでしょうか?

私自身は普段イギリスで幼稚園児(4・5歳)に英語の読み書き指導をしており、休校がスタートしてからはオンラインで行っています。

しかし実際に就学前の小さな子ども相手にオンライン授業をしてみると、なかなか思うように進まないもの。

今回は、園児へのオンライン授業を成功させるためのコツを、先生側と生徒側、両方の視点でご紹介していきます。

授業時間は短めに設定する


幼稚園児向けのオンライン授業のコツ1つめは、授業時間を短く設定することです。

小さな子どもが集中力は、大人が思っている以上に短く、簡単に途切れてしまいます。

授業の最後まで、じっと座っていられただけでも、子どもを褒めてあげたいくらいです。

授業全体の長さは、個人レッスンであれば最長20分、2〜3人のクラスなら30分くらいにおさめることをおすすめします。

1回の授業で教える内容を絞ることで、授業の効率がアップし、先生のストレスも軽減できますよ。

我が家の4歳児も、オンラインでピアノレッスンを受講中。

本来は1レッスン30分なのですが…

レッスンの終盤になると、娘はすでに画面から消えて、私とピアノの先生が雑談をして残り時間を消化する…なんてことが2回続きました。

そこでレッスン全体の時間を15分に変更したところ、娘もしっかり集中できるようになりました。

今ではより効率よくレッスンを受けられています。

幼稚園児が集中できる時間はどれくらい?

授業全体の長さだけでなく、授業中に行う1つ1つのアクティビティの時間を短くするというのも大切なポイントです。

個人差はありますが、幼稚園児が1つの作業に集中できる時間は、せいぜい5分〜10分くらい。

「もうちょっと、この練習を続けたいな…」と後ろ髪をひかれることも多々ありますが、さっと次のアクティビティに切り替えるほうが、結果的に生徒の集中力をキープしやすいです。

ゲームやアクティビティを取り入れる

幼稚園児向けのオンライン授業のコツ2つめは、授業にゲームや体を動かすアクティビティを取り入れることです。

生徒の集中力が切れそうだなというときに注意をひきつけたり、授業の最初にウォーミングアップとして取り入れることができます。

オンライン授業におすすめのゲーム

私自身が、幼稚園児向けのオンライン授業でよく使うゲームをいくつか参考に掲載します。

1.フラッシュカード
幼児向けレッスンの定番フラッシュカード。

文字などをゲーム感覚で教えることができます。

娘のピアノレッスンでも、音符や楽譜記号に使って教えています。

2.Simon Says(サイモンセッズ)
英語圏の子どもたちの間で人気の遊びです。

「Simon Says+動きを命令」された場合にだけ、命令通りの動きをします。「Simon Says」がなしの場合は、その命令を無視します。

ちょっと「赤白旗揚げ」みたいな印象のゲームですね。

英会話のレッスンなら、そのまま英語で遊んでもOKですし、日本語版でも楽しめます。

体と頭を使うゲームなので、私はよく授業の最初に取り入れています。

 

3.コイン隠し
コインを手に隠して、右手と左手のどちらにあるかを当てるシンプルなゲームです。

右・左の概念を教えるのにも役立ちます。

 

4.背景の間違い探し
私の背景に映る棚に、いつもと違うモノをひとつ飾り、授業の最後に、間違い探しの答えを発表します。

生徒たちにもなかなか好評で、間違い探しの答え合わせをするために、授業の最後までしっかり座っている子も出てきました。

 

ホワイトボード・画面共有機能を活用

幼稚園児向けのオンライン授業のコツ3つめは、ホワイトボード機能や画面共有機能を活用することです。

小さな子ども向けの授業には、絵などの視覚的な教材を使うことが多いかと思います。

また、文字の書き順など、実際に紙に書いて見せることもあります。

ところが、オンライン授業の場合、紙が反射したり、画面から見切れていたりと、意外と生徒側からははっきり見えていないのです

そうすると授業の効率も落ちますし、生徒の集中力が途切れてしまうきっかけにもなりかねません。

この問題は、ホワイトボード機能や画面共有機能を使えば簡単に解決できるので、ぜひ活用しましょう。

Zoomにはホワイトボード機能がついていますが、ほかのビデオ会議アプリでもホワイトボードアプリを利用することができます。

ホワイトボードアプリについては、こちらの記事でご紹介しているので、あわせて読んでみてください。

 

手書きの教材を使う際の注意点

アプリの機能を使わずに、手書きの教材をカメラにかざす場合は、つぎの4つに注意しましょう。

  1. 紙が反射しないように気をつける
  2. 紙が画面内に収まっていることを確認する
  3. できるだけ、はっきりした色で大きく書く
  4. コピー用紙のように薄い紙よりも、ノートタイプの画用紙が◎

自分の授業を録画して、生徒側からどのように見えているか事前のチェックをおすすめします。

共通のジェスチャーサインを決めておく

幼稚園児向けのオンライン授業のコツ4つめは、「生徒が2名以上の場合は授業中に使うジェスチャーサインを決めておく」ことです。

幼稚園児のグループレッスンは、子どもたちが好きなタイミングで発言し、マイクが雑音も拾うため、かなりにぎやかになります。

そのため、生徒が2名以上のグループレッスンでは、生徒側のマイクをミュートにすることが必要不可欠です。

発言をするときにだけ、その生徒のマイクのミュートを解除します。

最初の授業で必ず、「先生が『◯◯くん、どうぞ』と言ったとき以外は、先生にはみんなの声が聞こえていない」ことに加え、つぎのようなルールを説明しておきましょう。

  • 生徒が発言したいときは手を挙げること
  • 先生が人差し指を口にあてたときは、「少し待ってね」のサイン

もし他に普段の授業で使っているルールがあれば、オンライン授業に取り入れてみましょう。

参加者のマイクを操作できるビデオ会議アプリの例:

生徒側はスピーカービューに設定してもらう

授業が始まるまでは、分割画面でお友達とおしゃべり。

 

幼稚園児向けオンライン授業のコツ5つめは、生徒が2名以上の場合、分割画面ではなくスピーカービューに設定してもらうことです。

参加者全員の顔が見える分割画面は、子どもにとっても楽しいものではありますが、気が散りやすいというマイナス面があります。

また教材を写すときにも、分割画面では小さくてよく見えません。

事前に、生徒側には発言者(先生)がアップで映る、スピーカービューに設定するようにお願いしましょう。

スピーカービュー機能付きビデオ会議アプリの例:

課題提出形式でオンライン授業をするときのコツ

幼稚園児向けに、課題の受け渡しでオンライン授業をするというケースもあるかと思います。

事前に生徒に課題を送ってそれを提出してもらい、採点していくというやりとりです。

我が家の4歳児も、毎日アプリ上での課題の受け渡しでオンライン学習をしています。(学校でのライブ授業はありません)

その際におすすめなのが、課題の指示や評価をできるだけ、先生の音声や動画で送ることです。

じつはこれ、生徒が先生の声を聞けて安心するだけでなく、保護者にもうれしい工夫なんです

幼稚園児はまだ文字をよく読めないので、課題の指示などは基本的に保護者がすべて読み上げて説明しなければなりません。

ちょっとしたことではありますが、課題はひとつではありませんし、毎日続くとかなり負担になります。

そんなときに、再生ボタン押すだけで、先生が子どもに直接話しかけてくれるのは、保護者にとっては大助かりです

幼稚園児向けオンライン授業を成功させるコツのまとめ

今回は、幼稚園児にオンライン授業を行うときのコツを5つお伝えしてきました。

幼稚園児へのオンライン授業を成功させるために一番大切なのは、集中力をキープさせること!

そのためには、授業の長さを調整、子どもを惹きつけるゲームを取り入れる、また、アプリの機能を活用するといった工夫が必要です。

しっかりと事前準備をしておけば、年齢が低い子どもたちでも楽しめるオンライン授業を行うことは十分可能ですよ。

ぜひ先生同士で模擬授業をしあったり、自分の授業を録画したりして、授業風景を確認し、子どもたちの気を散らす要素がないかチェックしておきましょう。

この記事を書いた人

4ヶ国語環境での育児に奮闘する、ロンドン在住2児のママ。
イギリスとフランスで経験した育児・教育事情や、イギリスの大学院で学んだ「初期教育」「初期言語習得」「多言語習得」についての知識をもとに、役立つ情報を発信していきます。

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