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スティーブン・ホーキングから学ぶ・子どもへのポジティブな関わり方

 

「人生は、できることに集中することであり、 できないことを悔やむことではない」

By スティーブン・ホーキング

 

人類の歴史には偉業を成し遂げた偉人たちが数多く登場します。
偉人たちは私たちと何が違うのでしょうか?
彼らは先天的な才能に恵まれていたから偉業を成し遂げられたのでしょうか?
偉人たちの生涯から子どもの教育に関わるエピソードを紹介していきます。

今回は車椅子の天才物理学者と呼ばれた「スティーブン・ホーキング」博士です。

 

スティーブン・ホーキングの経歴

受験に失敗している

 

スティーブン・ホーキングは13歳の頃に受験に失敗しています。
当日に体調を崩したためです。
普通に受けていたら合格していたに違いありません。
後に、17歳でオックスフォード大学に進んだ彼は、
教わる内容の簡単さに不満を漏らしているほどだからです。
彼にとって受験に失敗し、
奨学金がなければロンドン随一のパブリックスクールに進むことを諦めざるを得なかったことは、
その後にどう影響したのでしょうか?

彼は一般のスクールで友人たちと学び、
一緒に中古部品で計算機を作るなど創造的な遊びに夢中になっていたようで、
成績はあまりよくなかったようです。

ただしそういった中で数学教師にその才能を見出され、
理系の大学に進むことを勧められます。

彼は数学を専門に学びたかったようですが、最終的には物理学を専攻しています。

 

ここで注目すべきは、


遊び感覚でできる創造的な学びは、

理系の力を伸ばすことに良い影響があるということでしょう。

 

立体を用いたパズルは空間認識能力を向上する効果がありますし、
数独(ナンプレ)は脳を活性化し、
さらに論理的思考力を養うトレーニングができます。

 

こういったツールを子どもの頃に有効活用するのはお勧めです。

 

また、ザ・ナインに数えられるような名門パブリックスクールに進まなくても、
才能を見出してくれる教師に巡り会うことはできるということもいえます。

むしろこの数学教師との出会いがなければ、
彼のブラックホールの特異点定理も、ブラックホールの蒸発理論も生れていないかもしれません。

 

ALS発症で余命2年の宣告

スティーブン・ホーキングの生涯は決して順風満帆なものではありませんでした。
強い逆風の中で生きているイメージです。
彼は21歳という若さでALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、余命2年を宣告されています。
これ以上はないほど絶望の淵に追い込まれているのです。

 

しかし、1974年にブラックホールの蒸発理論を発表していますし、
1988年には「ホーキング宇宙を語る」が発売され、
40ヶ国語に翻訳されて1000万部のベストセラーとなっています。

彼は2018年、76歳の生涯を終えるまで、車椅子の生活となり、
自分で話すことすらできなくなっても研究を続け、新しいことにチャレンジし続けています。
余命2年のところを50年以上生き続けることができたわけです。
その成果があってこそ、ノーベル賞こそ受賞していませんが、
アルベルト・アインシュタイン賞など多数の賞を受賞し、イギリスの大英帝国勲章も受章しています。

 

とてつもない絶望的な状況にあっても、彼はポジティブな思考と行動を持ち続けています。

それが症状の進行を遅らせる要因になったのかもしれません。
悲劇的な出来事があって、打ちひしがれることは誰にでもできることですが、
それを乗り越えることは容易なことではありません。

はたしてスティーブン・ホーキングはどんな意識で、どんな価値観で生きていたのでしょうか?
ここから私たちは、不運に見舞われたり、
挫折感を味わった際にどう気持ちを切り替えていくべきなのかを学ぶことができるはずです。

 

人生とはできることに集中することである

あなたは楽観主義?それとも悲観主義?

 

楽観主義か悲観主義かについて面白い言葉があります。

アイルランド出身の作家であるオスカー・ワイルドは

「楽観主義はドーナツを見、悲観主義はドーナツの穴を見る」

というものです。

 

欠けている部分がどうしても気になる、欠けている部分にどうしても注目してしまうのが悲観主義の特徴だということを端的に述べています。

 

スティーブン・ホーキングが悲観主義であれば、
おそらく何ひとつ偉業を成し遂げていなかったでしょう。
自分の不運を嘆き、もっと早く生涯を閉じていたかもしれません。

 

親が子どもに接する際、子どものできていない部分、
未熟な部分、欠けている部分に目が行きがちです。

 

「どうしてこんなことができないのか」

「どうしてこんなミスをするのか」

「もっとこうできないのか」

 

これらの言葉の多くが、我が子の将来を案じてのものでしょうが、
悲観主義はその子どもの可能性を閉ざしてしまう危険性があることを、
スティーブン・ホーキングは教えてくれています。

 

スティーブン・ホーキングの才能を見抜いて、それを引き出したのは彼を指導した数学教師です。

この数学教師がスティーブン・ホーキングに自信を与え、楽観主義が無限の可能性を生み出すことを気づかせる役割をしたのではないでしょうか。

 

できないことよりもできることにもっと注目していくことが、子どもとの関わり合いの中では大切だということです。

 

スティーブン・ホーキングの名言に注目!

 

楽観主義のスティーブン・ホーキングを代表する名言があります。

『人生とはできることに集中することであり、できないことを悔やむことではない』

というものです。

 

まさに彼の人生を象徴した言葉ではないでしょうか。
できることに対し興味と情熱を持ってさらに掘り下げていくことで、
能力は開花し、新しい発見や新しい挑戦が生まれます。

スティーブン・ホーキングは、
自分の不運や欠点を嘆いて萎縮する人生などもったいない、
という心境だったのではないでしょうか。

 

スティーブン・ホーキングの視点から子どもへの関わり方を具体的に考えてみましょう。

 

例えば数独(ナンプレ)が好きで、毎日のようにやっている子どもがいるとします。

 

親はどのような言葉を多く用いていくべきでしょうか?

 

 

【ケース1】

「いつも数独ばかりやっているけど、あなたは読解力が弱いんだから、もっとたくさん本を読みなさい。じゃないと将来、国語で苦労するのよ」

子ども(やりたくないけど叱られるから仕方ない。とりあえず何か読んでおこう。数独は隠れてやればいいや)

 

こんな気持ちになってしまっては、
イヤイヤ読むのですから益々読書を嫌いになっていくでしょうし、
子どもによっては叱られるから数独をやるのをやめるケースもあるでしょう。
大切な才能や可能性を摘んでしまうことになってしまいます。

 

【ケース2】

親「あなたは本当に数独が好きなのね。数独は脳を活性化して記憶力も向上するって聞くから、私も一緒にやってみようかな」

 

子ども(親も興味を持ってくれて嬉しい!もっともっと得意になって、驚かせたい!勉強は楽しい!)

親の応援は子どもにとって一番の励みになります。
益々やる気になって取り組むようになりますし、
さらに上達し、磨かれていくことになるでしょう。

数独は論理的な思考力の向上にも繋がりますので、読解力にも良い影響があります。

できることに集中していくことで、結果として様々な部分で大きく成長していくことができるのです。

 

まとめ

スティーブン・ホーキングは紛れもない天才ですが、
だからといって私たちが真似できないことばかりではありません。

ポジティブな思考はぜひ真似していきたい点です。
子どもの可能性は無限です。
ぜひその可能性を引き出せるような関わりをしていきたいですね。

スティーブン・ホーキングに関する書籍はこちら

 

エピソードは実写化もされています

この記事を書いた人
DONA

大学で幼児教育・幼児心理を専攻。17年間進学塾講師を勤める。
空間把握能力と読解力を向上するメソッド導入などにも携わり、子供の教育プロセスをより良くする方法を学ぶ。子供の可能性は無限大であり、それをより教育に反映する手伝いができえばと、執筆活動に勤しむ。

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