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日本とイギリスの小学生ライフはこんなに違う!

わが家の娘たちは、イギリスの公立小学校に通っています。

日本の小学校の習慣とはまったく違うことがたくさんあり、毎日が驚きの連続でした。

そこで今回は、日本とイギリスの小学校の習慣や仕組みを比べて、とくにビックリしたことをシェアしていきたいと思います。

海外移住を予定している方や、海外の子供たちの小学校生活に興味がある方の参考になれば嬉しいです。

イギリスの小学校で驚いたこと6選


子供たちがイギリスの小学校で生活するなかで、とくにビックリした日本との違いを6つピックアップしてみました。

 

  1. イギリスの小学校には教科書がない
  2. イギリスの小学生は5歳で掛け算
  3. イギリスは3歳からプレゼンの練習
  4. イギリスの子供たちは意外と自由が少ない
  5. イギリスの小学校はとにかく褒める
  6. イギリスの小学校では先生に贈り物をする

 

ひとつずつ説明していきますね。

 

1.イギリスの小学校には教科書がない

 

イギリスの小学校には教科書がないので、スクールバッグの中身はほぼ空っぽです。

授業では、先生が作ったプリントや、科目によっては生徒の学習進度にあわせた個別の教材が使われます。

たとえば、生徒によって学習進度にばらつきが大きい英語の授業は、レベルごとにわかれた小さなグループで授業。
とくにロンドンのような国際都市では、クラスの半数以上が英語が母国語ではないことも珍しくなく、うちのように英語がまったくできないまま入学することもあるので、非常に効率的な指導方法といえるでしょう。

おいてけぼりになる生徒も少なく、個々のレベルに合わせながら進めていくことができるので、我が子も楽しく学校に行けています。

学習ノートも学校に置きっぱなしなので、日本の小学生のように、毎日重たいランドセルを背負って登下校する必要がないのはメリットですが、今現在どんなことを習っているのかが、保護者にとってわかりづらいというデメリットもあります。

 

2.イギリスの小学生は5歳で掛け算

イギリスでは、4歳で小学校に入学し、英語の読み書きや、簡単な足し算引き算を習い始めます。
そして、1年生(5歳・6歳)になると、なんと掛け算がスタート。

ただし、日本の九九のようにいっきに覚えるのではなく、まずは1年かけてcounting by 2(2つ飛ばしで数える=2の段)、counting by 5 (5つ飛ばしで数える=5の段)、次の年は3の段…といように、ゆっくり進んでいきます。

効率がいいのかどうかは疑問ですが、正しい答えを出すよりも、その答えに至るための考え方を教えることを重視しているようです。

イギリスでは、シンガポール式算数をベースにしたMath Masteryという指導方法を導入しており、日本式で学んだ私は娘の宿題が見られず…私も算数の勉強をし直すことになりました。

 

3.イギリスは3歳からプレゼンの練習

イギリスの小学校は、小さいうちから人前でプレゼンをする機会が多いのも特徴です。

ナーサリー(3歳、4歳)の頃から、毎週『Show and tell』といって、自分の好きなおもちゃや、自分が描いた絵などについて、クラスメイト全員に話す練習を始めます。

日本人はパブリックスピーキングが苦手といわれているので、ぜひとも『Show and tell』は日本でも取り入れてほしいと思いました。

 

4.イギリスの子供たちは意外と自由が少ない

『海外の小学生は日本と比べて自由』というのをよく聞きますよね。

確かに、授業時間を比較すると、イギリスのほうが圧倒的に少ないのですが、日本の小学生のほうが自由だと感じることもいくつかあります。

まず、イギリスの小学生は子供だけで登下校することができません。
共働きの家庭は、ベビーシッターを雇ったり、放課後クラブに申し込むことになります。
そのため、親同士が打ち合わせをして『プレイデイト』を予定しなければ、放課後にクラスメイトと遊ぶことができないのです。

また、イギリスの多くの小学校では、制服着用が義務になっています。
学校によっては、小さいうちからネクタイをしなければなりません。
娘の小学校では、制服の上に着るコートの色やデザインなどにも、細かい指定があります。

海外は服装が自由だと思っていたのに、小学校から制服だなんて意外ですよね。

 

5.イギリスの小学校はとにかく褒める

イギリスでは、日本ではあまり推奨されない『ご褒美』システムがスタンダードになっています。

先生のお手伝いをしたら1ポイント、静かに話を聞いたら1ポイントなど、小テストで満点だったら1ポイントといった具合に、ほかの生徒たちのお手本となる行いに対してご褒美が与えらるのです。

通知表にも、成績のほかに『努力する姿勢』を評価する欄があり、とにかく子供のいいところを探そうとしくれます。
(あまりにも褒められるので、子供の成績が悪いことに気づかなかったという人もいました…。)

では、子供が悪いことをしたときはどうするのか?

基本的に怒鳴ったりせず、一時期流行った、子供をひとりにして反省させる『タイムアウト』もしません。

まずは、こどもを落ち着かせて、なにがあったのか、どうしてそのような行動をしたのか、
そしてその行動は『 Good choice(正しい選択)』だったのか?ということを話し合います。

 

6.イギリスの小学校では先生に贈り物をする

イギリスでは、クリスマスと学年度末に、担任と副担任(場合によっては、ほかのアシスタントティーチャーたちにも)に贈り物をする習慣があります。

個人個人で渡すこともあれば、クラスの保護者全員でお金を出し合ってギフト券などを贈ることも珍しくありません。
恒例行事なので、先生もあらかじめ、生徒全員分のお返しを準備しています。

フランスの小学校でも、この習慣は同じでした。
ほかのヨーロッパの国でも似たような習慣があるようなので、欧州に移住する方は、クリスマスと学年度末が近づいたら、周りの保護者の方にその学校の習慣を確認してみましょう。

 

イギリスでも絶賛される日本の小学校のいいところ


日本とイギリスの小学校の違いを知ったうえで、『日本の小学校は素晴らしい』と、イギリスでも絶賛されるのがつぎの4つです。

  1. 子供たちが自分で掃除する
  2. 給食当番がある
  3. 学校にプールがある
  4. 暗算ができる

では、その理由を説明していきます。

 

1.子供たちが自分で掃除する

イギリスの小学校では、クリーナーが掃除をするので、生徒が掃除をすることはありません。
そのため、教室をキレイに使おうという意識が低いように感じます。
ある日、娘が部屋を散らかしていたので、『誰が片付けるの?』と叱ったところ、『クリーナーが片付ける』と答えて、唖然としました。

 

2.給食当番がある

掃除と同じく、子供たちが自分で食事の準備をする映像がSNSで話題になり、イギリスの保護者の間で、子供たちの自主性を高めると評判になりました。

イギリスの小学校にも給食がありますが、ディナーレイディと呼ばれるスタッフが学校内にあるキッチンで食事を作り、子供たちに取り分けてくれます。
担任の先生は、ランチタイムは業務時間外のため、生徒たちの給食の手伝いはしません。

食べる場所は教室ではなく、キッチンと隣接したホール(体育館)という学校がほどんどです。
ホールの大きさが十分ではない学校が多く、学年ごとにローテーションするので、ゆっくり落ち着いて食べることはできません。

 

学校にプールがある

イギリスの公立小学校には、プールがありません。

2年生か3年生くらいになると、近くのスポーツセンターのプールで水泳の授業をする学校もありますが、水に慣れる程度の授業内容です。

イギリスでは、大人になっても泳げない人が多く、スイミングは子供の習い事として人気があります。

 

暗算ができる

イギリスの小学校では、答えにたどり着くための方法や考え方に重きを置いているため、計算ドリルでひたすら暗算の練習をすることはありません。

その影響なのかはわかりませんが、イギリスでは簡単なお釣りの計算などを間違われることが日常茶飯事です。

学校のやり方では物足りないと感じる保護者も多いようで、KUMON(公文)の教室に通わせたり、KUMONのテキストをインターネットで購入する家庭をよく見かけます。

 

まとめ

今回は、日本とイギリスの公立小学校の習慣や仕組みを比較して、とくに驚いた6つの違いをご紹介しました。

イギリスに限らず海外の小学校の習慣は、日本の常識から見るとビックリするようなことが少なくないので、お子さんを海外の小学校に通わせる予定の方は、ぜひ少しでも予備知識をつけていおくことをオススメします。

私もはじめのうちは、「日本ではこうなのに…」と、日本と比較して戸惑うことばかりでしたが、現地のやり方に慣れてしまった今は、イギリスの小学校ののんびりしたところが気にいっています。

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