地頭のいい子を育てる知育メディア

これからの時代、どこでも“求められる人材”になる育て方 後編

キーワードは「地頭」

 

今までの日本の教育では、解答が分かっている問題をいかに効率よく解決するかということが重要でした。だからこそ、世界最高水準の識字率を保ち、平均的な読み書き計算のレベルを維持することで日本の高度経済成長を支えることができました。

 

しかし、これからのITやデジタル化が加速度的に進む世界では、何が起こるかまったく分かりません。解答がある問題を早く解く能力よりも、課題を設定する能力、そしてその課題を解決する仮説を設定する能力が求められます。この様に、今後の日本の教育では、次世代を切り拓く「地頭」を鍛える事がキーワードとなります。

 

答えが分かっている単純作業は、AIが担い、スキル価値はゼロになります。学んで習得するスキルは、ロボットとAIが代替しやすいからです。また、従来型の勉強で知識を得たところでAIの前では何の意味もありません。あらかじめ答えが決まっている問いなど、これからの時代には、本当の問いにすらならないのです。どうしても、日本では記憶型の学問が重視される傾向にありますが、今後は、今までにない問題の解き方を、どれだけ日常のなかでぐるぐると考え続けられるかという「地頭の良さ」が求められます。ただ勉強ができるだけではダメなのです。

 

既成概念を覆す力


「これからの時代に求められる能力」=「地頭の良さ」とは何でしょうか?


それはAIが不得意とする下記の様な「既成概念を覆す力」ではないでしょうか?

・問題そのものを考える
・定義が不明確な問題を解く
・指標そのものを考える
・少ない情報から物事を創造する
・抽象的な課題を扱う
・ルールを作り直す

 

これらの分野こそ、これからの時代に求められる本当の能力であります。簡単な言葉で言うと、ゼロから1を生み出す「つむぎだす力」であったり、「ひらめき」「着想力」「やり抜く力」などと言えます。こうした能力をベースに算数や理科、そして国語などの論理的思考力を駆使できる頭脳があって初めて、「地頭が良い」と認められるのです。

 

独自のたたき台を早く作り、何度も何度も失敗を繰り返しながら創造していく。この試行錯誤型の学習がこれからの時代は重要になってきます。この様に枠に囚われずに、既成概念を覆し、「地頭」を鍛えていくことが今後求められます。

 

「異能」や「地頭」は後天的に育成できる

 

「地頭力」に含まれる下記の3要素を磨くことで、後天的に「異能」を育成することができる。

・初めての問題でも自分なりの仮説を立てて挑める柔軟性
・色々な分野の人を巻き込むコミュニケーション能力
・リーダーシップ

 

大学名などの学歴ではなく、どの集団やカテゴリーでも突出したトップ、いわば枠に収まりきらない人間のほうが成功するのではないでしょうか?

 

一番大事な能力は、自分が解決可能な、最大インパクトをもたらす課題を自ら設定し、それを解決するまでやり抜くことです。今後、上記の様な「地頭力」の3要素を鍛えることで後天的に「異能」を数多く育成することができれば、予測不可能な次世代であっても上手く切り拓いていけるのではないでしょうか?

 

我々、幼児教育に関わる者として、これまで以上に子供達の「地頭」「異能」を育む幼少期を大切に見守りたいと考えます。

 

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