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教育改革によってクローズアップされるアクティブラーニングとは

 

2012年の中央教育審議会の答申に「アクティブラーニング」という言葉が登場して以来、対象が大学生や高校生だけでなく、2017年には中学生や小学生に対しても「主体的、対話的で深い学び」という表現が用いられるようになっています。

 

2020年には小学生から順次、学習指導要領の改訂がスタートし、本格的にアクティブラーニングのカリキュラムが導入されていきますが、はたしてこれからの時代に要求される力とはどのようなものなのでしょうか?

 

アクティブラーニングとは

 

アクティブラーニングとは、これまでのインプット重視の暗記型の学習ではなく、「参加型」で「知識を活用するアウトプット重視」の学習のことです。「グループワーク」や「ディベート」などがその代表となるでしょう。

 

学校を出て実地調査を行い、その結果をもとにグループで協力して意見をまとめたり、発表したりします。これまでは教師の授業を一方的に聞いて、覚えたり、理解することが大切だったのですが、これからは学んだ知識を活かしながら周囲と協力して何かを創り上げたり、調査結果を発表していくことが求められていくのです。受動的な学習だったのが、能動的な学習に切り替わっているのが現在の日本の教育です。

 

なぜアクティブラーニングが必要なのか

 

ではなぜ、知識を活用するようなアウトプット重視の教育に転換されたのでしょうか?

 

それは「国際的な競争に負けない人材を育成する」、「AIが進化し、変化の激しい時代に対応できる力を養う」といった理由からになります。将来は現在よりもグローバル化していき、資源に乏しい日本としては、「新しい技術を開発する力」や「国際社会においてもリーダーシップを発揮する力」を問われることになります。また、今後20年間で現在ある仕事の半数はAIによって自動化されると考えられています。

 

先行きが見えにくい現代において、新しい課題に直面し、それを乗り越えていく力は必要です。アクティブラーニングはそういった変化に対応していくことのできる力を養うためのカリキュラムになります。

 

大学入学共通テストも変わる

 

 

これからの未来で活躍する力は、大学入試でも問われていくことになります。2021年からこれまでのセンター試験が廃しされ、大学入学共通テストに切り替わっていくことになりますが、ここで必要になるのがアクティブラーニングで身につけた力です。

 

試験ではもちろん「知識」を問われる問題も出題されますが、メインになるのは「思考力」「判断力」「表現力」です。例えば数学では日常生活の問題を数学の知識を用いて解決する問題が出題されたり、英語では「読む」「聞く」といったこれまでの技能だけではなく、自分の意見を「書く」ことや、実際に自分の思いを「伝える」ことを要求されていくのです。

 

「主体性を持って、多様な人々と協働して学ぶ態度」も大学入学共通テストの項目のひとつに加わっており、日頃の高校生活の評価が提出されることになります。「内気な性格だから黙々と勉強だけしている」では、今後は通用しない世の中になっていくのです。積極的に周囲に関わり、共に問題を解決できる力が必要です。

 

まとめ

 

少子高齢化、働き手不足、国際競争の激化、AIの進化など、今後の日本を取り巻く課題は山のようにあります。しかし、そこから逃げるわけにはいきません。立ち向かっていく力を幼い頃から少しずつ養っていくことが大切になります。

 

学校に任せっきりにするのではなく、家庭でも「子供に将来どんな大人になってほしいのか」というビジョンをしっかり持って、変化の激しい世の中でも自立できる人間になるためには、どのような関わりが必要なのかをぜひ考えてみてください。ポイントは「子供が自分で考えること」と「興味を持って意欲的に取り組むことができること」になってくるでしょう。

 

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