洋服、絵本、おもちゃなど、子どもが生まれてから家に物が増え続けて困っていませんか。
そして、毎日毎日片付けても散らかされ、最後に片付けるのはいつも親の私。
「まだ2歳だから、上手に片付けられないよね。」と自分に言い聞かせ、イライラしながら耐える日々。
実はこれ、数か月前までの私です。今回は、そのような片付けられない子どもにウンザリする私の心がスッキリ軽くなった子どものお片付けを知育遊びに変えるワザ3選をご紹介します。
“お片付け”は一番身近な知育場
感覚機能を使うおもちゃのお片付け
おもちゃを使ったら、おもちゃ箱にお片付けをするのが基本です。ですが、元通りに綺麗に片付けられないのが子ども。
ところで、あなたのお家のおもちゃ箱、2歳の子どもでも片付けられる“仕組み”になっていますか。
おままごとセットは緑のカゴへ、車は引き出しの中へ、ぬいぐるみは大箱へ、積み木はフタつき箱の中へ・・のように、おもちゃの種類ごとに片付ける場所を細かく指定していませんか。
これが大人であれば当たり前にできるのですが、2歳の子どもには、これだけ多くの種類のおもちゃを完璧に分別する能力はありません。
では、どのようにすれば、おもちゃのお片付けが知育遊びになるのかお見せします。
✔ 子どもが分別できるのは3つまで
子どもの年齢や能力に応じて、分別は3つまでにしましょう。
2歳ができるおもちゃ箱の分別例:
①ふさふさした物(ぬいぐるみ)を入れるカゴ
②ツルツルした物(プラスチック類)を入れるカゴ
③木のおもちゃを入れるカゴ
このように、ふさふさ、ツルツル、木の3つのカテゴリーに分類させます。
この3つを分類させるには、おもちゃを目で見て(視覚)触って(触覚)考えて入れるという感覚機能を使う知育遊びとなります。これを、子どもが慣れるまで一緒になって教えます。
「ほら、これツルツルしてるでしょ?プラスチックだよ。これはぬいぐるみ。ふさふさしてるよね。」
というように、言葉を掛けながら片付けることで、言葉のボキャブラリーも増えます。
注意したいのは、上手に箱に収まり切らなくても叱らないことです。3つのカテゴリーに分類できれば上出来です。しっかり褒めてあげましょう。
知育にするコツは“仕組みづくり”
洗濯物のお片付け
続いて、子どもの洋服の引き出しが綺麗になったお片付けの例です。
以前、我が家の子どもたちの洋服の引き出しはぐちゃぐちゃでした。
私が洗濯物を畳み、綺麗に引き出しに収めていたのですが、子どもたちが洋服や靴下を選ぶ際にかき回してしまい、引き出しはいつもぐちゃぐちゃ。
そして、次に引き出しを開けようとしても、洋服が詰まった状態で開かず、せっかくしまった洗濯ものを畳み直す毎日でした。
そこで、2歳が出来るお片付けの仕組みを作りました。
✔ 靴下と下着は“お部屋”に入れてあげる
「ほら、こうやって靴下のお部屋に入れてあげてね。シャツも小さくしてお部屋に入れてね。」
と言いながら、ボックスに一つ一つ入れるように教えます。
このように、モノが生きているかのようにお話をしながら教えると、子どもの印象に残りやすくなり、次の日も次の日も継続して教えた通りにお片付けをしてくれるようになりました。
これもおもちゃのお片付けと同様に、靴下は靴下のボックスに、シャツはシャツのボックスにと、目で見て考えてカテゴリー分けをするという知育遊びになります。
絵本は3種類に分けて片付ける
以前は、絵本がおもちゃ箱の中や机の下など、色々なところに散乱していました。
ですが、こちらも子どもができるお片付けの仕組み作りで解消しました。
✔ ファイリングボックスに片付ける
「何かに入れる」という動作が好きな子どもの特性を生かし、真ん中に仕切りの役目も果たすファイリングボックスを入れました。
2歳ができる絵本の分別例:
①乗り物の絵本(子どものお気に入りのジャンル)
②シリーズの絵本
③その他
絵本の大きさは色々なのですが、このようにたった3種類に分けて収納するだけで、スッキリして見えます。ここでもキーポイントは「3種類」。
3種類に分けて片付けられたら、しっかり褒めてあげましょう!
お片付けを知育の時間にして、ママも有意義な時間に
いかがでしたか。
ママが毎日イライラしてしまうお片付けも、子どもの年齢と能力にぴったり合った“仕組みづくり”を整備してあげることで、子どもが楽しめる知育遊びに変えることができます。
「分別は3種類まで」をキーワードに、まずはあなたのお家に合う仕組みづくりを考えてみてください。