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話をじっと聞けない! | ひとの話を聞き、ひとの気持ちを考える子どもを育てるには

社会に出た時に最も必要な能力のひとつ、「コミュニケーション能力」の育成は昨今注目を浴びています。
学力が高く有名な大学に行っても、コミュニケーション能力が低いが故に、社会活動への参加をうまくできない若者が増えて、社会現象として取り上げられることも増えました。

 

我が子には、円滑なコミュニケーションが取れるように育ってほしいと願う親御さんは多いはず。
実際、今の子どもたちは、昔に比べて積極的に自分の意見を言ったり、発表を行ったりする力が高まってきているとも言われています。
家庭内での上から抑えつけるしつけスタイルは、一昔前のものであると一蹴され、子どもの意見を汲み取り、向き合いながら育てていく教育スタイルが定着してきていることが一因とも考えられます。

 

ところが、現役小学校教員たちからは「話せはするけれど、人の話を聞かない子が多い」という意見も。

コミュニケーション能力=互いに意思疎通をはかる力

のことであり、話す力だけではなく、人の話に耳を傾け聴くという力も伴っていないといけません。

 

話すのが上手でも、聴く力が無ければ、コミュニケーション能力が高いとは言えません
では、どうすれば聴く力を育てられるのでしょうか。

今回は、聴く力を育てるための5つのポイントをご紹介したいと思います。

子供は親を見て育つ

子供は、自分がしてもらったことをできるようになります。

そのため、聴き上手に育てるためには、まず親が子どもの話を聞くように努める必要があります。

まだ言葉が出ずに泣くことしかできない赤ちゃんに対しても「うんうん」と頷いたり、まだ言葉がつたない幼児に対しても「〇〇なんだね」と子どもが言った言葉を繰り返してあげたりすることはとても有効です。そうすれば子どもは、人に話を聞いてもらう喜びを知ることができます。また、話を聞いてもらうことによって構築される信頼関係にも、無意識のうちに感じることができるようになります。

ポイントとして、子どもの話を聞く際には、できるだけ子どもの顔を見てあげることも重要です。

私たち自身も、他人と話をしているとき、スマホや別のものを見られている時より、顔を見て目を見て話を聞いてくれている方が、より聞いてもらってると感じることができますよね。

顔を見て話を聞くことによって、子供の気持ちに寄り添おうとする姿勢が、そのまま子供に伝わって行きます。

真剣に話を聴いてもらった子は、自分がその経験を知っていることにより、
人の話も真剣に聴くことができるようになっていくのです。

 

親子の会話で聞き上手に

親から、子どもに色々な話をしてあげることも、子どもを聴き上手に育てるための重要なポイントです。

「今日はテレビでおいしそうなお店を見つけたんだ。」

「急に雨が降ってきて、急いで洗濯物を取り込んだんだよ。」

 

話す内容は何でも良いです日常の些細な出来事はもちろん、子どもには少し難しいかなと思うような話まで、色々な話をしてみましょう。
どうしても忙しい日々で子どもとの会話を疎かにしがちですが、今日1日の話を日記につけるかのような気持ちで話かけることを習慣化すると、自然と会話が続いていくのでオススメです。

子どもに、「今日幼稚園は楽しかった?と問いかけることが多いかと思いますが、その延長で、
「ママは(パパは)今日こんなことをしてたんだよ」と話を続けていってあげましょう。

そうすることで、子どもたちはママやパパにも違う日常や感情があることを知り、
人の話に興味を持ち、ひいては人の話を聴くことの楽しさを覚えていくのです。

絵本の読み聞かせをする

絵本の読み聞かせは、聴く力を育てるための有効な手段です。

小さいうちは最後まで集中することが難しい子の方が多いですが、毎日続けていくうちに最後までしっかり聞くことができるようになっていきます。
中には、絵本の内容について途中で聞いてくる子もいるでしょう。
また絵本の読み聞かせは、寝る前の親子間の大事なコミュニケーション時間として、昔から愛されてきている手段のひとつです。

子供から質問が出てくるようになるというのは、
きちんと話を聞いて、自分で考え、理解をしようとしている証拠

そんな時には、ぜひ絵本を読むのを一旦やめて、疑問に答えてあげてください。
親が子どもの疑問に真摯に答えることで、子どもは質問をする楽しさを学び、答えてもらえる喜びを知ります。また、納得するまで聞こうとするので、自然と聴く力を高めることができますよ。

 

読み聞かせにオススメの絵本

 

お話をするときは目を見て話そう

コミュニケーションとは、言葉によるものだけではありません。

「ありがとう」と言われても、その人の表情が歪んでいるのを見れば、
その人が本当はありがとうと思っていないということがわかるでしょう。

私たちは相手が発する言葉だけではなく顔の表情を読み取ることで、ようやく相手の真意を理解できます。そうやって人間同士、言葉の奥にある真意を表情や態度を通して無意識に知ろうとしているのです。

そのため、必ずお母さんやお父さんから、顔を見て話をすることを習慣として、子どもに話しかけてあげてください。親御さんが目を見て話してくれれば、子どものそれが当たり前だと判断して、自然と真似するようになります。

きちんと目を見て伝えることを日常的に行うことにより、大人になってからも堂々と人の目を見て話し、自分の意見を言えるようになっていけるのです。
そうすることによって、社会に飛び出していった時も臆することなく、多くの人と接していくことが得意となっていきます。

相手の気持ちを考えてみよう

人の話を聞くことが上手な人は、自然と相手の気持ちに寄り添うことも上手な傾向にあります。
それは、相手の気持ちをわかろうすることとは、相手の話をきちんと聞かないと不可能だからです。

コミュニケーションの最終目的は、相手の気持ちを理解すること。

自分のことだけでなく、人の気持ちを考える習慣をつけることによって、自然と人の話を聞く子どもに育っていきます。

「それをやったら〇〇ちゃんはどう思うだろう?」

「お手伝いをしてくれたからママは嬉しい気持ちになったよ」

「〇〇と遊べてパパは嬉しいよ」

など、日頃からお友達の気持ちを一緒に考えてみたり、お母さんやお父さんの気持ちを伝えたりすることにより、自分以外の人の気持ちに触れることができます。

そうすることによって、日常的に相手の気持ちを考える癖がついてき、結果コミュニケーション能力へと繋がっていきます。

コミュニケーション能力は幼少期から

「話し上手は聴き上手」という言葉があるように、子どものコミュニケーション能力を育むためには、話す力よりも先に聴く力を育てることが有効です。

人の話を聞けるようになると、人の気持ちに寄り添おうとする姿勢が生まれ、それが結果友好的な関係を築けるようになっていくのです。

今回ご紹介した5つのポイントを実践し、ぜひお子さんを聴き上手でコミュニケーション能力に長けた人に育てていってあげてください。
大人になった時に有意義な人生を送れるよう意識してあげてください。

 

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